「側転は右足から回るの? 左足から回るの?」——体操教室でも、お子様から必ずと言っていいほど出てくる質問です。結論から言えば、側転に「正しい向き」はなく、その人がやりやすい側から回るのが基本です。本記事では、やりやすい側の見つけ方と、まっすぐ回れるようになるまでの練習の進め方を解説します。
側転に「正解の向き」はありません
右利きの人が必ず右から回るとは限りませんし、左利きだから左、とも限りません。手の利き手と、回りやすい側は一致しないことがよくあります。まずは決めつけずに、実際に両方を試してみることが大切です。
やりやすい側の見つけ方
1. 前に出したくなる足を見る
その場で構えたときに、自然と前に出る足があります。その足を前にして回ると、たいていはしっくりきます。
2. 両方をやってみて比べる
いちばん確実なのは、実際に両側から回ってみることです。「怖くない」「手が着きやすい」「足が上がる」と感じるほうが、その人のやりやすい側です。
3. 迷ったら早い段階で決める
毎回向きが変わると動きが安定しません。やりやすい側が分かったら、まずはその向きに絞って反復し、形ができてから反対側に取り組むのがおすすめです。
まっすぐ回れるようになるための進め方
手を着く位置をそろえる
側転が曲がってしまう原因の多くは、手を着く位置がそろっていないことです。床にラインやテープを引き、その線の上に手と足を着く練習をすると、まっすぐ回る感覚がつかみやすくなります。
足を高く上げる意識を持つ
腰の位置が低いままだと、身体が横に倒れて回りきれません。手を着いたときに足を高く上げる意識を持つと、身体が一本の線に近づきます。
怖さがあるうちは補助を使う
逆さになるのが怖い段階では、無理に一人で回らせないほうが結果的に上達が早くなります。補助に入る、または柔らかい器具を使って、安心して逆さの姿勢を経験することが大切です。
エアートランポリンを使った練習
空気の反発で着地の衝撃がやわらぐエアートランポリンやエアートラックは、側転・ロンダートの反復練習に向いています。硬い床よりも痛くないため、お子様が怖がりにくく、回数を多く積めるのが利点です。当店では側転・ロンダートの練習を想定したタイプもご用意しています。
種類ごとの違いはエアートランポリンの種類と選び方で解説しています。ブリッジや後方反らしの補助にはエアーロールも使われます。
反対側も練習したほうがよい?
競技として取り組む場合や、のちのちロンダートや連続技につなげたい場合は、反対側もできるようにしておくと動きの幅が広がります。ただし優先すべきは、まずやりやすい側できれいな形を作ることです。
まとめ
側転は右足・左足のどちらから回っても構いません。前に出したくなる足を目安に、両方を試してやりやすい側を選びましょう。まっすぐ回るためには、手を着く位置をそろえること、足を高く上げること、そして怖さがあるうちは補助や柔らかい器具を使うことがポイントです。練習環境のご相談も承っています。